【採用担当者30人インタビュー】ES(エントリーシート)に空欄を作って良いの?【マナー講師監修】

ESハック姉さん
ESハック姉さん

こんにちは!

就活生実態調査委員会ESハック姉さんです。

今回はES(エントリーシート)の空欄についての記事です。

サークルやアルバイト、留学経験はしていないのにESに記入欄がある..

記入できない答えは空欄で良いのかな?…

絶対にこの会社に内定が欲しいから万全な状態でのぞみたい…

ESを実際書くにあたって、回答できない部分を空欄にして良いのか迷っている方についての記事です。

今回、就活生実態調査委員会は、現役採用担当者へアンケートを行い、経験していないことや取得していない資格、まだ書いていない卒論や研究のテーマについてES(エントリーシート)に空白ができる場合どうしたら良いかを聞きました。また空欄についての注意点や書き方なども解説しています。

ESでの空欄や回答できない答えについて気になる方は、ぜひ最後まで読みこんでください!

就活生1,000人アンケート調査概要

■アンケート手法

就活生実態調査委員会によりオンライン上でのアンケート、関連就活グループでの在籍学生へのアンケート等

■アンケート対象者

23卒,24卒就活内定者

■アンケート取得期間

2022年1月より、毎月アンケート聴取

本調査について詳細は「内定者アンケート、インタビューについて」をご確認ください。

内定者アンケート、インタビューについて

現役採用担当者調査概要

■インタビュー手法

就活生実態調査委員会と関わりのある企業の採用担当者へ、オンライン(Zoom等)、オフライン(座談会形式)でES提出についてインタビュー

■インタビュー対象者

現役採用担当者

■インタビュー期間

2023年4月

本調査について詳細は「現役採用担当者インタビュー、アンケートについて」をご確認ください。

現役採用担当者インタビュー、アンケートについて

この記事を書いた人

ESハック姉さん

就活生実態調査委員会所属

過去、就活エージェントで年間1,000を超えるES添削

ES添削で数々の就活生の人気企業へのES突破を支援。

『ES完全ハック』編集長ESハック姉さんの自己紹介

この記事を監修した人

高元弘樹

キャリアアドバイザー

10年以上の総合商社企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のコーチングなどにも幅広くたずさわる。

キャリアアドバイザー高元弘樹の自己紹介

この記事を監修した人

五十嵐 由美

マナー講師

マナー研修講師として、民間企業や官公庁などで100回近くセミナーを行う。主にビジネスマナーを担当。テレビでも、「就活マナー講座」や「グループディスカッション講座」等を担当。著者多数。

マナー講師五十嵐由美の自己紹介

【採用担当者インタビュー】ES(エントリーシート)に空欄を作るのはNG

現役採用担当者の方30人へアンケートを行い、ES(エントリーシート)に空欄を作るのにどう思うか聞きました。

回答としては「空欄OK」は0人、全員が「空欄はNG」との回答でした。

まず、ESは企業が求職者のスキルや経験、適性を把握するための重要なツールです。空欄があると、応募者が質問に対する理解や回答の努力が不十分であることを示す可能性があります。企業は、応募者が自分たちの求める人材であるかどうかを判断するために、ESに記載された情報を重視します。空欄が多いと、採用担当者はあなたについて十分に理解できず、選考プロセスで不利になるでしょう。

次に、ESに空欄を残すことは、自己PRや志望動機など、自分をアピールするチャンスを逃すことにもつながります。多くの企業では、ESでの情報提供が選考の初期段階であり、書類選考や面接に進むための大切なステップです。空欄があると、他の応募者に比べてアピール力が低くなり、選考で競り負ける可能性が高まります。

最後に、ESに空欄を作らないことは、応募者自身の誠意やコミュニケーション能力を示す点でも重要です。空欄があることは、指示に従う能力や情報を整理・提供する能力に欠けていると受け取られることがあります。

以上の理由から、ESに空欄を作らないことが新卒採用で重要であり、選考プロセスをスムーズに進めるためにも、質問事項に丁寧に回答しましょう。

【マナー講師監修】ESで「特になし」という回答や斜線は失礼にあたる

「特になし」や斜線を用いることは、質問に対して真剣に考えていない印象を与えることがあります。企業は、ESを通じて応募者の意欲や適性を評価し、その後の選考プロセスに活かすことを目的としています。このような回答があると、応募者が自己分析や自己改善に対して興味が薄いと判断される可能性があります。

次に、「特になし」という回答や斜線は、応募者が質問内容を十分理解していないか、適切な回答を提供できないことを示唆する場合があります。これは、応募者が企業の求める人材として、適切なスキルや能力が不足していると見なされるリスクがあります。

また、「特になし」という回答や斜線を使用することは、自己PRや志望動機など、自分をアピールするチャンスを逃すことにもつながります。他の応募者と差別化を図り、選考プロセスでアピールするためには、具体的で独自の回答が求められます。

さらに、「特になし」や斜線を使用することは、応募者の誠意やコミュニケーション能力を疑わせる要素となります。企業は、情報を適切に提供し、相手と円滑にコミュニケーションが取れる人材を求めています。

これらの理由から、ESで「特になし」という回答や斜線を使用することは失礼にあたり、選考プロセスにおいて不利になることが予想されます。質問に対して真摯に向き合い、具体的で独自の回答を提供しましょう。

【採用担当者インタビュー】ES(エントリーシート)に空欄を作っても良い質問

企業や業界によっては空欄を作らないことが望ましい場合もあるため、注意してください。以下の質問については、該当しない場合や特に言及することがない場合、空欄にしても問題がないことが一般的です。

連絡先、休暇中の連絡先:休暇中に特別な連絡先がない場合

資格: 取得している資格がない場合

職歴・アルバイト経験・サークル活動: 関連性のない経験や活動がない場合

留学: 留学経験がない場合

部活: 部活動経験がない場合

本人希望欄や特記事項欄: 特に記載することがない場合

ゼミ・研究室: ゼミや研究室に所属していない、または関連性がない場合

卒論のテーマ: 卒業論文を執筆していない、または関連性がない場合

語学: 特にアピールする語学スキルがない場合

ただし、空欄にする際には、企業や業界の要件を十分に確認し、該当しない場合や特に言及することがない場合に限定して空欄を作るようにしてください。また、選考プロセスで他の応募者と差別化を図るため、できるだけ多くの情報を提供することが望ましいです。

【採用担当者インタビュー】ES(エントリーシート)に空欄を作ってはいけない質問

以下の質問は、自分をアピールするチャンスであり、企業があなたの適性や人柄を判断する重要な情報源となるため、空欄にしてはいけません。

あなた自身に対する質問: 応募者の人柄や性格を把握するための質問です。企業があなたを理解し、適切に評価するためには、正直で具体的な回答が求められます。

自己PR: 他の応募者と差別化を図るためには、自分の強みや独自性をアピールすることが重要です。具体的な実績や経験を交えて、自分を売り込む内容を考えましょう。

志望動機: 企業があなたの意欲や適性を判断するために重要な情報です。自分がその企業で働きたい理由や、どのような価値を提供できると考えるかを明確に示しましょう。

人柄を聞く質問: 企業がチームで働く能力やコミュニケーションスキルを評価するための質問です。過去の経験や具体的なエピソードを用いて、あなたの人柄をアピールしましょう。

学生時代の取り組み: 学生時代にどのような活動や取り組みを行っていたかが、あなたの能力や適性を示す指標となります。具体的な経験や成果を交えて回答しましょう。

趣味・特技: あなたの個性や広い視野を示す要素となります。趣味や特技を通じて得たスキルや経験をアピールすることで、他の応募者と差別化を図りましょう。

企業独自の質問: 企業が特に重視する要素や適性を把握するための質問です。独自の質問には、具体的かつ適切な回答が求められます。

【マナー講師監修】エントリーシートに空欄・空白ができてしまったときの対処法

エントリーシート(ES)に空欄・空白ができてしまったときの対処法について説明します。以下の方法で適切に対応することが重要です。

経験していないものについては、「◯◯経験はありません」と書く

これにより、あなたが質問に対して真摯に向き合っていることを示すことができます。また、関連する経験がないことを明確に伝えることができます。

まだ取得していない資格については、「◯◯の資格取得のために勉強」「〇〇は取得予定」と書く

これにより、あなたが自己改善に向けて努力していることをアピールできます。また、今後の計画や意欲を示すことができます。

まだ卒論を書いていない場合や研究テーマが確定していない場合は、「◯◯のテーマについては未定」と書く

これにより、現時点で研究テーマが確定していないことを正直に伝えることができます。また、今後の進捗状況をアップデートする意思を示すことができます。

上記の対処法を用いることで、ESに空欄・空白ができてしまった場合でも、あなたが誠実でコミュニケーション能力があることを示すことができます。その際、他の回答でも具体的で独自の内容を提供し、アピールすることを忘れずに行いましょう。

【マナー講師監修】空欄・空白を埋めるためにエントリーシートを書くときの注意点

エントリーシート(ES)で空欄・空白を埋める際の注意点について説明します。以下のポイントに注意して、適切な回答を心掛けましょう。

「特になし」とは書かない

「特になし」と書くことは、質問への関心や努力が不十分であると受け取られることがあります。関連する経験やスキルがない場合でも、その代わりに自己改善の取り組みや今後の計画を記載しましょう。

斜線を使わない

斜線を使うことも、質問への関心や努力が不十分であると受け取られることがあります。空欄・空白を埋めるために具体的な回答を考え、自分の意見や考えを明確に伝えましょう。

嘘をつかない

エントリーシートでは正直さが重要です。嘘をつくと、後で問題が発覚し信用を失うことがあります。自分の経験やスキルを正確に記載し、過度の誇張や虚偽の情報を避けましょう。

ES(エントリーシート)についてよくある質問と答え

経験がない項目に対して、どのように回答すべきですか?
経験がない場合でも、「特になし」と書かず、今後どのような取り組みを行いたいかや関連する経験・知識があればそれを記載しましょう。自己改善の意欲や学びたいという気持ちをアピールできます。
資格がない場合、どのように記載すべきですか?
資格がない場合、「◯◯の資格取得のために勉強中です」と記載し、自己改善への取り組みや今後の計画を示しましょう。
卒業論文のテーマが未定の場合、どのように記載すべきですか?
「◯◯のテーマについては未定」と記載し、現時点で研究テーマが確定していないことを正直に伝えましょう。また、興味を持っている分野や研究対象について言及することもできます。
エントリーシートの文字数制限に苦戦しています。どのように短縮すべきですか?
重要なポイントを明確にし、具体的な事例や実績に絞って記載しましょう。また、冗長な表現や同じ意味を持つ言葉を避け、分かりやすく簡潔な文章にすることが重要です。
自分が取り組んだことのない企業独自の質問がある場合、どのように回答すべきですか?
企業独自の質問に対しては、関連する知識や経験を持っていない場合でも、自分がどのように学び取り組む意欲があるかをアピールしましょう。また、他の経験やスキルから応用できる点があれば、それをアピールしてみましょう。
趣味や特技が特に目立つものではない場合、どのように書くべきですか?
趣味や特技が特に目立つものでなくても、それがあなたの人柄や価値観を示すものであれば、どのようにそれが自分の成長や他者とのコミュニケーションに役立っているかをアピールしましょう。具体的なエピソードや経験を交えることで、印象に残る回答になります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA