総合商社に興味を持っている方も、多いのでは無いでしょうか?
行きたい会社のランキング常に上位で、周りに総合商社を受けたいと思っている人が増えたら、関心を持ちますよね
総合商社の中でも三菱商事は、就活生に圧倒的人気No1です。
そんな三菱商事に関心を持った就活生実態調査委員会インターン生で実際に就活生でもある恵が、繋がりがあり、仲良くしている三菱商事の方に、総合商社についてのお話をたくさん聞いてきちゃいました!!
このインタビューを元にした、三菱商事社員が語るシリーズ を全部で7回連載します!
4回目の今回は、総合商社の面接の秘訣についてインタビューしていきます!
お話を聞いた商事さん(仮称)は、三菱商事新卒3年目、ミドルオフィスで働いている方です。
聞き手:恵
就活中の都内国立大学の2年生です。
国際交流サークルに所属し、多くの異文化交流の経験を積んでいます。趣味は、写真撮影と旅行です!
話し手:商事
天然ガスグループでリスクマネジメント業務を行っています。
都内私立大学卒業後、新卒で三菱商事のミドルオフィスへ配属。趣味は登山とサウナ。
面接の基本を大事に
総合商社の面接は結構オーソドックス
商事さん「外銀みたいな計算問題やらせるとかないしね。
だから特殊なことよりも基本を抑えることが大事」
面接の基本ってなんですか?
商事さん「面接の基本は、よくある質問にしっかりと答えを用意することだね。
・学生時代に頑張ったこと
・自分の強みと弱み
この問いに対して、結論ファーストで1分以内に簡潔に喋れるようにすること。」
恵「基本的な質問にちゃんと答えられないと、それだけで落とされちゃいますよね」
商事さん「あと、社会人としてのマナーも面接の基本。
御社と貴社の違いといった言葉の認識から、ビルの時点でコートを脱ぐといった行動の面まで全て」
恵「細かいところ一つ一つがしっかりとこなせる人が、商社マンになれるんですね」
ESの徹底的な見直し
他に大事な点はありますか?
ESは徹底的に見直して、
ESに関して深掘りされてもちゃんと答えられるようにすることがまず大事
商事さん「次に大事なのはESの内容についてしっかりと記憶すること。
一字一句記憶するんじゃなくて、内容を記憶するってことね。
ESについて質問されるかされないかは、会社によって違うとは思うんだけど、
それ以外の質疑応答でもESとの整合性はチェックされるからね」
恵「ESとの整合性ですか。。。
たくさんの人と面接するし、1人1人のESに対してちゃんと記憶している人がいるとは思えないんですけど。。。」
そんなことはない、商社の優秀な人はマジでバケモノ。
商事さん「この前あった話なんだけど、30ページくらいの資料を作って上司に見せに行ったの。
正直、3箇所くらい突っ込まれたくないなあってとこあったんだよ。
そして上司に見せたら、1分くらいで30ページもの資料をさらって見て、突っ込まれたくない3箇所に付箋を貼られて、「ここどうなってるかちゃんと説明して」っていうことがあったの。
ESの設問10問の答えを頭の中に入れて、面接中に矛盾がないか判断するくらい、造作もないと思うよ」
バケモノじゃないですか
商事さん「もちろん採用に関わる中で全員が優秀な人とは言えないけどね、
まとめると、大事なことは、
・ESについての深掘り質問をちゃんと答えられるようにすること
・ESの内容をしっかりと記憶してESと矛盾が無いようにすること
だよ」
なぜ総合商社なのかを言えるようにする
なぜ総合商社なのかが、とにかく大事
商事さん「どこの商社でも必ず聞かれると思うけど、
“なぜ自分は商社に関心があるのか”というところの理詰め、
商社特有の面接ではここが大事
まず、このなぜ総合商社なのかという志望動機を作ることで一番大切なことが、ビジネスモデルの理解
総合商社のビジネスモデルを理解してないと一歩も進めないよ
そしてビジネスモデルを理解した上で、総合商社は所詮マージン屋であることを認識しないといけない
マージン屋・・・
商事さん「だから、どの業界や業種でも専業のプロにはかなわない、エネルギー開発をしたいというのであれば資源会社に行けば良いし、服を作りたければメーカーに行けばいい。」
恵「専業ではできないことを探さないといけないわけですね。」
商事さん「専業でできないこととして、色々なビジネスに関わりたいというのがあると思うけど、それを言うと、じゃあなんでコンサルだとダメなの?と質問される」
恵「ん〜なるほど、難しいですね」
結論から言うと、総合商社の強みと絡めると志望動機は作りやすいと思う
商事さん「説明会でよく言われる総合商社ならではの強みが「世界中にネットワークを持っているから、組織・人・モノ・カネを繋いで新しいことができる」ってこと
これをうまく組み込んでいくことが良いのかもね
「自分は〇〇に興味があり、なぜなら〇〇だから。
これを可能にするには〇〇業界ではなく、総合商社でないとダメ」
「自分の人生の目標は〇〇であり、これを達成するためには総合商社じゃないとダメだ」
って具合にね」
総合商社の強みとうまく絡めることが大事なんですね
商事さん「もう一個気をつけたいのがちゃんと自分の頭で考えることが大事」
恵「自分の体験からの裏付けとかが必要になりそうですね」
商事さん「自分の言葉で捻り出さないと、ただのミーハー就活生と同じになっちゃうからね」
商事さん「いろいろ喋ったけど、
総合商社のビジネスモデルをしっかりと理解していることが根底にあるからこそ、志望動機が考えられるからね
ビジネスモデルの理解無しに志望動機は考えられないよ」
恵「特に総合商社のビジネスモデルは理解しにくいですもんね」
ちゃんと勉強したい人のは下の本がオススメ
商事さんはこの本が好きなんですね
商事さん「就活生が総合商社について勉強するのに、これ以上の情報源はないからね」
なぜ御社なのかを言えるようにする
なぜ御社か、これに悩む就活生はたくさんいると思う
総合商社とか関係なく、どこの業界でも“なぜこの会社か”というのは難しい問題ですよね
商事さん「恵の場合は、どうしているの?」
恵「自分の場合はUnistyleやOne Careerの業界分析の記事を参考にしていますね
あとはビズリーチ・キャンパスとかでOB訪問しています。
現実問題だと、OB訪問とか説明会は行ききれないですし、なんだかんだで情報収集はネットに頼りがちになってしまいますね」
商事さん「まあね、本当は生の声が一番だから、説明会やOB訪問に行くべきだよね。
もちろん時間にも限りがあるから、ネットに頼らなければいけないこともあるかもしれない」
ネットでの情報収集に関しては、企業ホームページの社長メッセージも参考になると思うよ
社長メッセージですか?
商事さん「就活生以上に他社との違いを意識しているのは社長だからね
社長メッセージは同業界の他社との差別化を意識しているんだ。
だから他社との差別化について知りたかったら社長メッセージを見比べてみるのが結構ためになったりするよ」
恵「なるほど〜、その発想はなかったです。
総合商社だけではなく、どこの業界でも社長メッセージで会社の差別化を見つける方法は使えそうです」
【インターン選考の場合】インターンで学びたいことについて
インターン面接の場合で、特に気をつける必要があることはありますか?
なぜインターンに参加したいのか?という質問の用意をしっかりすること。
商事さん「もし直接質問で聞かれなくても、逆質問の場面で
「〇〇が学びたくてインターン参加を希望したのですが、私の認識で間違いないでしょうか?」
という感じにね
インターンに参加したいアピール大事」
まとめ
・面接の基本を大事に
・ESの徹底的な見直し
・なぜ総合商社なのかを言えるようにする
・なぜ御社なのかを言えるようにする
・【インターン選考の場合】インターンで学びたいことについて
今回の面接の話は、総合商社だけではなく、他の業界対策にも活かせる内容でしたね。
次は、「三菱商事社員が語る!!総合商社のケース面接で気をつけることまとめ」の記事になります!