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ES常勝には必ず必要!エントリーシート(ES)におけるRTB(Reason To Believe)の活用法

「Reason To Believe (RTB)」

このマーケティング用語は商品やサービスを売り込む際の重要な要素ですが、その概念は自己マーケティング、特に就職活動やエントリーシート(ES)の作成にも活用できます。

内定者ESや人事インタビューからも、「RTB(Reason To Believe)」が必要だと多くの人から声が上がります。

RTBとは何なのでしょうか?なぜ内定者や人事は重要だと感じているのでしょうか

この記事ではRTBの基本と、ESにおける具体的な活用法を解説します。

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RTB(Reason To Believe)とは?なぜ必要なの?

「Reason To Believe (RTB)」というフレーズは、一般的にはマーケティングの世界で使われます。それは製品やサービスが顧客に提供する特別な価値を支える明確で具体的な理由や根拠です。これは、顧客が製品を選択する際の信頼感を築く重要な要素となるます。

マーケティングにおけるRTBの例

科学的根拠に基づいた主張: 例えば、化粧品メーカーは「クリニカルテストで98%の人が肌の改善を体験した」といった主張をすることがあります。これは科学的な根拠に基づいたRTBの一例です。

製品の質についての評価やレビュー: 例えば、あるレストランが「トリップアドバイザーで5つ星評価を得ている」と宣伝する場合、これは消費者の評価に基づくRTBです。

賞や認証: 賞を受賞したり、特定の認証を取得した製品やサービスは、それが品質や信頼性を証明するRTBとして使われることがよくあります。例えば、エネルギー効率の良い電化製品はエネルギースターの認証を受け、それが購入の決定を後押しするRTBとなります。

ブランドの歴史や遺産: ブランドが長い歴史や特定の遺産を持っている場合、それはRTBとなることがあります。例えば、ロレックスはその高級時計の製造における長い歴史と伝統を強調し、信頼性と品質を証明するRTBとして使います。

この考え方は自己マーケティング、特に就職活動やエントリーシート(ES)の作成にもそのまま適用可能であることが注目されています。

自己マーケティングにおけるRTBとは何でしょうか。それはあなた自身の特別な価値を強調する具体的な理由、つまりあなたのスキルや経験、特長といった、あなたが言っていることが嘘ではない、信頼に足りると思わせること、ひいては他の候補者と比べてあなたを選ぶべき明確な理由を指すと考えて良いでしょう。

就活やESにおけるRTB

具体的な経験やスキル: 「大学でのチームプロジェクトでリーダーシップを発揮し、成功させた経験があります」や「プログラミングのスキルを持ち、数々のアプリ開発プロジェクトを経験しています」のように、具体的な経験やスキルを示すことが重要です。

実績や達成: 学業やエクストラカリキュラー活動での実績(例:学位、賞、認定など)は強力なRTBとなります。「マーケティングコンテストで優勝した経験があります」や「コンピューターサイエンス専攻で首席で卒業しました」といった主張は、あなたがタスクを達成できる能力を持つという確信を提供します。

特定のエピソード: ある特定の状況や挑戦に対してどのように対処したかを具体的なエピソードとして述べることで、あなたが持つ特性や能力を採用担当者に示すことができます。例えば、「インターンシップ時に発生した突発的な問題に対処し、効果的な解決策を提供した」などと言うことで、問題解決能力を具体的に示すことができます。

商品やサービスを顧客に売り込む際と同様、自己を採用担当者に売り込む際にも、あなたの価値を明確に理解し、信じてもらうための根拠が必要となります。これは、採用担当者があなたを選ぶ際の信頼感を築く重要な要素となります。

さらに言えば、商品のRTBがその製品の売りや独自性を強調するものであるように、個人のRTBはあなたの強みや個性、スキルを明示し、あなた自身の独自性を強調するものとなります。この理解を基に、自己マーケティング戦略を計画し、効果的に自己PRを行うことが可能となります。

RTBの活用法:スキルや技術の強みの根拠

RTBの示し方として、自身の経験やスキルを具体的かつ詳細に記述することが挙げられます。このアプローチの背後には、採用担当者に対してあなたが持つ特定のスキルや経験を明確に示し、その信頼感を得るという目標があります。

具体的な例を挙げてみます。もし大学時代にプロジェクトのリーダーを務め、チームを成功へと導いた経験があるならば、それをESに具体的に書くことで、あなたが持つリーダーシップスキルやコミュニケーション能力を際立たせることができます。「大学時代に研究プロジェクトのリーダーとして、私は困難な課題に直面しながらもチームをまとめ上げ、共通の目標達成に向けて全員を引っ張りました」と書くことで、あなたのリーダーシップ能力や問題解決スキル、コミュニケーション能力を採用担当者に示すことができます。

このように具体的な経験をESに明示的に書き出すことで、あなたのスキルや経験が採用担当者に対して具体的かつ明確な根拠として提示され、その結果、あなたを信じてもらう理由を作り出すことができます。

根拠のイメージ

エピソード、資格、役職、所属団体、業務経験、専攻

例文イメージ

「高校時代、私はクラスの生徒会長を務めました。その経験を通じて、人々の意見をまとめ上げ、困難な決定を下すスキルを磨きました。このリーダーシップスキルは、ビジネスの場でも役立つと確信しています。」

「大学でのインターンシップ経験中、私は複数のプロジェクトを同時に管理するという責任を担いました。タスクの優先順位をつけ、効率的に時間を管理する能力を身につけ、各プロジェクトを期限内に成功させることができました。」

「情報システムの学部で学びながら、私はプログラミングのスキルを深め、特にPythonとJavaに精通しました。また、自分自身でアプリを開発し、学内のコンテストで優勝した経験があります。この技術力を活かして、あなたのチームに貢献したいと思っています。」

RTBの活用法:自身のアピールしたい特性やスタンスの根拠

もう1つに、自己の特性や強みを具体的なエピソードとリンクさせて描写するという手法です。この戦略は、自分がどのように振る舞い、その結果どのような成果を出すことができるのかを、採用担当者に明確に示すのに非常に有効です。

たとえば、ポジティブなマインドセットが困難を乗り越える際の鍵だと信じているとしましょう。その思いを具体的な経験と結びつけて書くことができます。「過去のチームプロジェクトで困難な状況に直面した際、私は常にポジティブな態度を保つことを心がけました。その結果、私たちは困難を乗り越えて目標を達成することができました。この経験を通じて、ポジティブなマインドセットが困難な問題を解決する力となることを確信しました」と書くことで、あなたのポジティブな性格と問題解決能力を採用担当者に示すことができます。

このように、具体的なエピソードを用いて自己の強みや特性を示すことは、あなたの主張が実際の経験に基づいていることを示す強力なツールとなります。採用担当者にあなたの能力や特性を深く理解してもらい、そしてそれを信じてもらうためには、自己の経験から具体的なエピソードを引き出し、それをESに効果的に織り込むことが重要です。

根拠イメージ

エピソード、周りからの評価

例文イメージ

「私は自分の誠実さを大切にしています。大学時代、私たちのグループプロジェクトでメンバーの一人が締切直前に貢献できなくなった時、私は彼のパートを引き受けました。これは、私が信頼できるチームメイトであることを示す一例です。」

「私は自分自身を困難に直面した時の冷静な対応力を持つ人物だと見なしています。かつてのインターンシップで、プロジェクトが遅れていた時、私は混乱せずに新たな戦略を立て直し、結果的に期限内にプロジェクトを完成させました。」

「私は新しい環境に素早く適応する能力があると自負しています。海外での交換留学の経験はその証拠で、私は新たな文化、言語に素早く適応し、現地の学生とのプロジェクトを成功させることができました。この適応力を活かし、様々な状況で貢献できると信じています。」

RTBは、自己マーケティングの成功にとって極めて重要な要素です。就職活動やES作成において自分のRTBを明確にし、その価値を具体的に伝えることで、あなたは自己マーケティングの勝者となることができます。あなたのRTBは何ですか?今すぐES作成に活かしてみてください。

この記事を書いた人

ESハック姉さん

就活生実態調査委員会所属

過去、就活エージェントで年間1,000を超えるES添削

ES添削で数々の就活生の人気企業へのES突破を支援。

『ES完全ハック』編集長ESハック姉さんの自己紹介

この記事を監修した人

高元弘樹

キャリアアドバイザー

10年以上の総合商社企業勤務を経て、現在は留学生向け就職支援をおこなう。また、企業のキャリア支援や新入社員のコーチングなどにも幅広くたずさわる。

キャリアアドバイザー高元弘樹の自己紹介

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